RAW現像について(PCスペックとの関係)

こんにちは、玉響でございます。

本日は、RAW現像と自作PCスペックについて、書かせて頂きます。

比較で使用するPCが2つしかなく、メインで使用している自作PCと

ノートPCという極端な比較になってしまいますが、参考程度

に御覧頂ければと思います。

メインPCスペック
CPU:AMD Ryzen7 2700X(8コア16スレッド)
RAM:64GB DDR4
Motherboard:ASUS ROG Crosshair Ⅶ HERO
Graphics:AMD RADEON RX 5700 XT EVOKE OC
Storage:1TB SSD(NVMe)

ノートPCスペック
CPU:Intel Core i5 4200M(4コア4スレッド)
RAM:8GB DDR3
Motherboard:Hewlett-Packard 1963
Graphics:Nvidia Geforce GT740M(2GB)
Storage:500GB SSD(S-ATA)

この2つのスペックで比較していきます。

アナログな計測になりますが、画素数の違うRAWファイル

3枚を、書き出しボタンを押したところでスタート、書き

出しが終わり、ファイルが表示された時点でストップと

して、それを各3回実施します。

(ストップウォッチで測ります・・・)

なお、写真の加工は行わず読んでそのまま書き出します。

出力はJpeg 画質100%でリサイズは無しです。

写真その①

猫カフェ モカ(MOCHA)|秋葉原店 (catmocha.jp)さん

心温(しおん)くんです。(Nikon-Z50 解像度:3712x5568)

メインPC
1回目:7.85秒
2回目:6.36秒
3回目:6.69秒
Ave:6.97秒

ノートPC
1回目:8.71秒
2回目:9.20秒
3回目:8.30秒
Ave:8.74秒

まず写真その①ですが、結果としては2秒弱の差でした。

後出しですが、メインPCはいろいろなアプリケーションが

動いてしまっている為、そちらでメモリを食っている可能

性が高く、思ったよりも速度が出ていないのが感想です。

次は少し解像度を落としてみます。

写真その②

こなつちゃんです!(Nikon-D2x 解像度:4288×2848)

メインPC
1回目:4.33秒
2回目:4.06秒
3回目:4.21秒
Ave:4.20秒

ノートPC
1回目:5.38秒
2回目:4.94秒
3回目:5.34秒
Ave:5.22秒

その②の結果としては上記の通りです。

当たり前ですが解像度が低くなっていますので

処理時間もその分短縮されています。

最後に写真をフルサイズにして解像度を上げます。

写真その③

茶々丸くんです!(Nikon-Z6 解像度:4024x6048)

メインPC
1回目:6.14秒
2回目:6.02秒
3回目:6.21秒
Ave:6.12秒

ノートPC
1回目:9.25秒
2回目:8.64秒
3回目:8.82秒
Ave:8.90秒

3回目の結果は以上になります。

この結果としては、スペックの高いメインPCの方が

速くなりますが、処理時間の落ち幅で見ると、

ノートPCの方も意外と健闘しています。

私は現像を行う際、写真1枚ずつ加工をしてその都度

書き出しを行っている為、今回測定するまで書き出しの

時間をそこまで重要視する事はありませんでした。

しかし、人によってはバッチ処理で書き出しを行う事が

ありますので、その時には1枚ずつの書き出し時間は

非常に重要な項目になってくると思います。

次に、③と同じZ6の写真、解像度4024×6048のものを

10枚まとめて現像した時の時間を計測してみました。

メインPC
1回目:43.31秒
2回目:43.43秒
3回目:44.15秒
Ave:43.96秒(1枚あたり4.4秒)

ノートPC
1回目:66.13秒
2回目:65.85秒
3回目:64.88秒
Ave:65.62秒(1枚あたり6.56秒)

この結果を見ると、単純に10枚分を積み重ねたように

見えますが、1枚を単独で現像した時と、10枚現像した

時の1枚あたりの時間を比べると、まとめて現像した時

に時間が短くなっています。(両PCともに)

2つのPCでの差がスペックほど大きくない要因としては

LightRoomにおける現像処理は、単純にCPUのシングル

スレッド性能が効くから、という事です。

PCは様々な目的で組み立てる方がほとんどだと思いま

すが、現像の性能を重視する、という目的でしたら、

コアの多い高額なCPUを買わずとも、コアが少なくても

シングルスレッド性能の高いCPUを選択するのもありだ

と思います。(ゲームや動画編集等マルチスレッドが

有効な環境が必要である場合はもちろんコア数が多い

方が良いです)

今回手動計測という適当な計測方法ではございますが

写真の現像を行う方で、これからPCを組もうという方

またカスタムでパーツを換えてみようという方に少し

でも参考になればと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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